こども2人と3人暮らし

11歳男子と9歳女子を育てながらフルタイム勤務中。夫の単身赴任を2020年に終え、5年4か月ぶりに同居生活となりました。夫と別居していた自由な日々を懐かしむ毎日。

核ミサイルからも、守ってあげる。決意だけど。

このところ、不安で押し潰されそうなのです。北の発言を目にする度に、どんどんモヤモヤがたまり、吐き気さえ覚えるのです。

でも。

周りで、リアルにそうした不安な気持ちを吐き出す人はいません。もちろん、職場とこどもたちとの暮らしをしているだけで、大人と会話をする暇なんかないです。家でのテレビは、息子の好きなドラえもんばかりなので、こどもたちのいる時間にミサイル映像やら、狂気のおじさんたちの発言を見聞きさせる必要もないので、TVのニュースを見る時間はないのですが。

 

狂気の発言を知るたび、私の心はざわつきます。もともと、地震に対しての恐怖心があります。地震が起こることそのものより、こどもたちとどうやって暮らしていくのか、そのことが不安で、あるときは食料や水だけじゃなく、持ち運びできるランタンタイプの電灯やカセットコンロ、首からかけるLEDライト、ソーラータイプの発電機、手回しラジオ、防寒のためのアルミシート、ほこり・火山灰をよけるためのゴーグル、ガラスをやぶって逃げるための工具、、といった具合に、自分でも訳がわからない状態で品物を買ったことがあります。

でも、ふつうにこれは便利でした。枕元に置いて、懐中電灯代わりにしています。 

パナソニック LEDネックライト ビビッドピンク BF-AF10P-R

パナソニック LEDネックライト ビビッドピンク BF-AF10P-R

 

寝室のどこに紛れてももわかりやすい色にしてみました。 

 

購入動機の多くは、ちょっと大きな地震が起きたとき、身近に小さな地震を何度も体験したときです。ま、不安からの気休めになるなら、とAmazonポチくらいは自分に許していました。それで気持ちが休まるなら、安いもんじゃないかと。精神科にかかるほどに追い詰められてからじゃ遅いしね、と。

 

夫が一時帰国したときに、そのことをちょっと話してみると、「ふぅーん、でも、地震が起きても、四国に親戚いるし、茨城もいるし、(私には)札幌に親戚いるでしょ、どうにかなるって」と軽くあしらわれました。まーそうだろうけどさー、そこへ行くことができるの、って心配もあるんだけどー、と口から出かかりつつ、こういう扱いされたほうが却って私は深刻にならずにすむので、それ以上は言いませんでした。

 

今回の件も、タイなら安全地帯だなー、なんてふと思ってみたり。いやいや、何言っちゃってんの私。冷静にならねば。夫に軽くあしらわれたほうがよいのか、という気持ちもありますが、軽くLINEで夫にあしらわれたら、怒りが湧きそう(離婚意思も湧いてきそう)な気がするので、やーめーた!

 

でも。

私は、母として、こどもたちを守りたい。今回のすべての悪から守りたい。国民に対しても狂気の沙汰をくりかえす独裁者に負けたくない。自国の威信、それ以上に自分自身だけの強欲にやられた人間に、この世界を壊すことなど許されないと思うから、きっとそんな野望が実現しないと信じたい。

「ミサイル、こなくてよかったねー」と呟く幼いこどもに、世界を救う力も、あなたの未来を明るいものにできていない自分に無力さばかりを感じるけれど、それでも絶対にあなたたちを守る、と言い続けるね。無垢な眼差しと、可能性を秘めたその力強い生命力、周りを照らすその明るさ、それらは私の全てを踏みにじられても、あなたたちを守りたい。母としては、不条理に一人で立ち向かえる意思の強さ、周りを助ける優しさを、あなたたちの心にしっかり植えてあげたい。それができたら、それができるまで、私が包んであげる。

自分勝手な思いで生きていくことなど、あらゆる生命をもったものを破壊してよいなど人間にもとる行為だということを教えてもらえなかった、愛されなかったあの世界の人間とは決して異なり、私は心の底からこどもたちを愛している、そう分かった。