しゃべっていなくてもさ、声って聞こえるんだね。
えーと。なんですか、突然。
息子は、心臓のあたりをトントン叩きながら、「ここでも、ぼく、声がするよ。ほら。」
もしかして、頭の中の声のことかな?
息子は続けます。「ほら!・・(沈黙)・・・・聞こえた?」
ニヤニヤ笑っている様子の息子に、「き、きこえたよ。ママ、すきーって言ったでしょ。」
「ほらね!僕の声、聞こえていたよね!」と、息子。
・・・当たってよかった。
体の不思議。
そうだね、喋っていないのに、頭の中で、自分の思っていることが「聞こえる」んだよね。フシギダネ。聞こえているよね。
まだまだ、自分の体が使い切れなくて、楽しくって、いろいろやってみたくって、たまらない、という息子。
限りない可能性を秘めたこども。