こども2人と3人暮らし

13歳男子と11歳女子を育てながらフルタイム勤務中。夫の単身赴任を2020年に終え、5年4か月ぶりに同居生活となりました。夫と別居していた自由な日々を懐かしむ毎日。

学童での小1のポジション。

学童生活をこなして約3ヶ月。本人は楽しくやっているようですし、先日の面談でもさほど問題を感じなかったのですが、、、  

昨日、妹とのおもちゃをめぐる喧嘩を繰り広げていると、出るわ出るわ。悪い言葉。

〇〇野郎、だの、ばばあ、だの、くそ〇〇だの、ひどすぎる。

一応、これまでもその度に、母の雷はおちているのですが、今回言い聞かせようとするも、この時はよほど頭にきたのか、止まりません。

終いには、妹を押さえつけて

「いもうとはなー、1年生の言うこと聞かなきゃならないんだぞ!」と。

さすがにひどすぎると感じて、私が「ちょっと!」と怒り始めたところで、ふと気がつきました。なにか、変。

違和感があるなー。

 

気を取り直し、息子に聞いてみました。

母「2年生か3年生とかに、同じようにいわれてたの?」

息子「うん、2ねんせい」

母「それでどうしたの?」

息子「なにもいいかえさなかった・・・」

 

うーん。

なるほどねー。

面談のときも、遊ぶときは1年生ですね、と言っていたので、年上が好きなのに、おにいちゃんのところへは行かないのね、どうしてかな?とふと思っていたら、、そういうわけだったのですね。

母「そっかー。でも、そういうふうに言われるのは嫌な気持ちだったよね?それなら、〇〇ちゃんにも言ってはいけないと思うよ。」

息子「ごめんなさい・・」

 

年齢差を意識せずやってきたうちの1年男子に腹が立った2年生が、そうした言葉を向けたようです。

これからも、年長者は、「ただ年齢が上だ」というだけの事実で、年下を抑えつけるでしょうから、多少は距離を保つべきであることは確かなのですが。自我がどんどん芽生えてしまった小学生には、これまでのように「みんななかよし」ではいられないし。

母として、息子には本当は厳しい「人間関係というものにしっかり揉まれてしまえ」というちょっと意地悪い気持ち(汗)もなかったわけではないですが、ちょっとシュン、としていただろう息子の生活をかえりみず、勝手なことを思っていました。実は、毎日いろいろな事が息子の周りに激しく起こっていて、でも、母にはなにも言わず(言えず?)にこらえていたんだね。息子よ、ごめんね。そして、いつも、いっぱいいっぱい頑張っているんだね。そのことを見落としていたよ。

 

小学校では勉強だけでなく、むしろこうした集団での自分のポジションを瞬時に判断しながらやっていくわけですね。自分自身を思い出しても、確かにそうだった。

息子自身も、小学校に行くことでこうした世界になることを想像もしていなかったでしょうし、その世界の変化に驚いたことでしょう。かわいそうに。でも、それが、社会なのかもね。

 

これまでの保育園生活では、「かわいいかわいい」で済んできたこどもたちが、こうしたちょっと牙をむいたモンスターになりうる側面があることを認識しつつ、負の連鎖を断ち切ることができる少年に彼が育つよう、そして、そうした生活で疲弊した心をせめておうちのなかでは安らげるように場所を作ることが母の役目なんだなー、と、思ったのでした。

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