やっくんとのその後。
やっくんとの同居生活を始めてみたものの、やはり家の中で
動くたび、なんだか目の端に何かがいるような気がしてなりません。
あ〜、会いたくないけど、気になる!
糞が落とされる、という話も見かけたので、
さらに嫌な気分。
そうだよねぇ、食べたら出るよねぇ。。
ほどよい温度が心地良いのでしょうから、いまの室内が
ちょうどいいのかも。
(真夏のリビングは外より暑いはずだから、、、)
いきなりリビングの天井を歩いているのを見かけたら嫌だし、
夜は早めにコンタクトレンズを外したいけれど、
見えずに、間近で出逢うほうが、対処できない可能性もある。
そんな折、東京にも台風が来たり、大雨が来たり、と
締切ることが多くなりました。
そうそう、小窓も閉めなきゃね、と家中の小窓も締め切っていました。
あるとき、久しぶりにもうひとつのトイレを使うと、、、
その小窓に、シルエットが!
きゃー。ここにもいる!
ヤモリに守られすぎだよ。。。
まぁ、外の壁を伝っているのは、ついこの前も見かけたよね。
ため息混じりに、しばらくそのトイレには
入らないことを誓いました。
が、天候も回復して、秋の風も吹きそうな土曜日、家にいた私は、
家中の窓を開けることにしました。
仕方なく、トイレの小窓も、、、と手をかけると、、、
まだ小窓の向こうにいる!
おーー、どうしてここにまだいるの!
ん?
私に見えるのは、お腹ではなく、背中。
せ、せなか?
そうです。
私がシルエットだと思って見ていたのは、
彼が、小窓の網戸とがらすの隙間にいたからでした。
トイレの窓のため、曇りガラスだったため、
よくわからなかっただけでした。
なんと、私が、やっくんを数日間、小窓と網戸の間に封じ込めていた模様。
ご、ごめんよぉ!!
まぁ、ヤモリは数日間食べなくても死なない体の気はするけど。
道理で、家の中で見かけなかったわけだ。
というか、うまいこと封じ込めていたな、グッジョブ私。
とりあえず、窓を細めに開けながら、網戸がどうなってもよい覚悟で、
網戸を半分外し、しばらく窓を締め切ることで、屋内への侵入を阻止。
ふぅ。
やっくんとの同居は、こうして解消されたのでした。
「あの」やっくんと、「封じ込めた」やっくんが同一ではない可能性は
この際考えないことにしています。
あんなにすばしこく、壁を伝う生き物を室内から
追い出すなんてできないと諦めていたので、本当に、ほっとしました。
同居期間は短かったけれど、いい思い出しか残らなかったよね!
やっくん。
もう、うちには来ないでください。あなたとの生活は続けられないから。
ちなみに、夫は、大の虫嫌いです。
こどもの教育上良くないレベルで、虫を見て逃げ出します。
一緒に虫取りするお父さん、というのは、
我が家では小説に出てくる人ということにします。