続きます。
「落ち着きがなさすぎる。」
学校での生活が中心となる中で、規律ある生活をできるかどうか、これが社会生活を送れるかどうか、に重要な影響を及ぼします。
集団のなかで人が生きていくために、その特徴が強すぎたら、学校生活からはみ出してしまいます。
やはり、なおさなくては。
もとい、治せるのか。
本人へ、どう関わるのか、その方法を探る日々の始まりなのかもしれません。
個人面談で担任に「じっとしている能力がないかもしれない」言われて、帰宅した夜。
どうにも息子が、いままでの息子であって、いままでの息子ではないような気がしてしまう。
とりあえず、息子に「けっこう、怒られてるの?」と尋ねてみると、、、
「毎日じゃないよ!」
先生の言い方では、ほんとうに手を焼いている、という様子が伺えたような気もしましたが、、、注意されたことが、こたえてないんだよねー。息子の回答を聞いて、ますます、「これが、やっぱり障害があるからなのか」と落ち込んでしまいました。
ダメな母親だけど、息子のことは大好きである
それにしても、昨日までの息子とは違ってしまって、なんだか別の子供のよう。
なぜ、こんな気持ちになっちゃうんだか。私の見え方だけだ、という事実。
すべてにおいて、自分の息子は普通だと思い込もうとしていた自分に気がつきました。
これまでは、ちょっと落ち着きのないだけの息子だと気にもとめず、育ててきたのが、こんなにも簡単に、自信が崩れてしまったみたいです。
しかし、息子は相変わらず、いつもの息子です。息子の全部を受け止めきれずに、だれが受け止めるというのか。ダメな母です。
というか、「普通」ってなに?。
誰の決めた基準なのー!そこからはみ出したら、いけないのー?
いいじゃん。普通じゃなくたって。
その普通が飛び抜けたところに、才能があるのさー。みんな、普通じゃつまらなーい。
だって、息子が好きなんだものー。マザコン的な意味じゃなくて。
息子のでこぼこ、息子に少ないところを伸ばしてあげようじゃないの。
次へ進もう。
ネットでいろいろ情報を得て、次のステップを模索しました。
担任からは、断定できませんけどね、と言われたものの、まずは「相談」して、専門家の意見を聞くべきでは?と、たどり着きました。なによりもやってはならないことは、息子の「普通」にこだわって、息子に対する支援の機会を逃し、彼の成長を妨げてしまうこと。そうだそうだ。
「普通じゃない」ではなくて、不得意なことがあるだけ。
息子の「不得意なこと」があるならば、違う方面からアプローチすればいいじゃん。得意なことで生きていけばいいの。息子が、そうした「能力」がないというなら、そうした部分をちゃんと理解したうえで、これからの息子の成長を支えよう!それが、母親の役目だよね。
世田谷区では、子育て相談、という区役所のホームページもありましたが、折も折、偶然に保育園から「大人の相談」に関するリーフレットが配布されました。
世田谷区でも案内されている発達相談のセンターでした。その電話番号を前に、ちょっとためらいはありました。
夫に相談すべきかしら。
そうです、ここまで夫にはまったく相談していなかった。
うーん。子育てを共同で行うべき夫に、現状を伝えなくていいのか。
でもなー、これまでの息子の成長をわかっていない夫に、どう説明したらよいのか。
ま、とりあえず、相談だけだし、と、電話をかけました。
電話をかけてみた
ちょうど、土曜日で、息子は土曜日授業で不在です。
意を決して、電話をかけてみました。すぐに繋がりました。
電話の声が、電話をかけてきた理由を聞いています。さらに、子供の年齢を尋ねられたり、しているのに、声が出ません。私は涙が出ていました。
不安でした。もしも、世間でいう「障害」だとしたら、この先どうなっちゃうんだろう、本人がやりたい職業につけないのかもしれない。学校にも受け入れてもらえず、満足に教育を受ける機会が奪われるんじゃないだろうか。
悲しくて泣いているというより、見えない将来への不安が押し寄せて、涙が出てきます。聞いてもらうことでの、涙ですね。
こんなにも感情的になってしまう自分に戸惑いながら、必死に、担任から言われたことを説明します。
母親の目からすると、当てはまる項目が少なくて、ADHDというには懐疑的であるけれど、もしそうだった場合に、対応が遅れることの不安があることを伝えました。
相談員の方は、細かく状況を尋ねてくださるので、思い出せる限りで答えます。
保育園の担任の先生にも保育園での様子を聞いたこと、同じくよく遊ぶママ友たちの証言も含め、伝えました。
ただ、今後どうしましょうか?と聞かれると、私も何がしたいのかわかりません。
相談の先にあるのは、
①これからも相談する。
②なにかあったら相談する窓口として、覚えておく。
そして、思いつきませんでしたが、③各学校に配置されているスクールカウンセラーに相談する、だそうです。
スクールカウンセラー
スクールカウンセラーは、「学校現場で、臨床心理の知見に基づき、児童生徒に向き合い教員と共にサポートする専門スタッフ」です。
意外と知らない"スクールカウンセラー" - 教育ウォッチ | 学びの場.com
毎日在席はしていないけれど、通っている小学校に存在するのは知っていました。学期ごとに、お知らせを持ち帰ってきていました。。が、登校拒否でもなく、お友達の関係に悩むことのない息子には関係ないと思って、速攻ゴミ箱行きだったので、、、
お知らせには、直通電話番号の記載があります。
そちらに相談に行くのは、私のような場合の保護者も行ってよいのだということを、初めて知りました!
もちろん、スクールカウンセラーに相談しなくてはならないわけでもなく、こちらの機関に直接相談でも構わない、ということでした。
今回の記録も残せますし、こちらに一度来所して改めてお話を聞くこともできますが、どうされますか、とのお話があったので、とりあえずは、専門家の意見を聞くためには何か足掛かりをつくっておくのもありなのでは、と相談に伺うことにしました。
相談日がずっと先になることも覚悟しましたが、直近で言われた候補日は1週間ほど先のもので、ちょっと拍子抜けでした。仕事の都合もあるため、他の用事で休む日程があったので、そちらに合わせて相談に伺うことにしました。
さらに、続く。