こども2人と3人暮らし

13歳男子と11歳女子を育てながらフルタイム勤務中。夫の単身赴任を2020年に終え、5年4か月ぶりに同居生活となりました。夫と別居していた自由な日々を懐かしむ毎日。

別れの春。

出会うということは、当然別れもありますが、この春、年長になる娘には、まさに別れの春です。

当然のように、持ち上がると信じていた担任保育士が、系列園に異動することになりました。

外遊びも十分に、室内遊びもバリエーション(持ちネタ)が多く、会ではしっかり劇もやってくれた保育士さんだったのですが、大人の勝手な事情により、卒園をあと1年残し、異動することになり、4年間見てくれた子供たちとお別れです。

 

区立園とは異なり、異動が少ないことは私立園の良さだなぁ、と思っていましたが、昨今の保育士不足により、新しい人材が多く投入されるものの、好待遇を期待した若者は、その待遇に不満を感じ、気概のある保育士たちは、疲弊しています。

幼児教育無償化なんかより、保育士の待遇改善を求めることのほうが、大事だと思うのですが、相変わらず、劣悪かつ、給与面での低さで退職する保育士が続出です。

 

そんなに人手不足なら、私が、という気持ちもないではないですが、いまから保育士資格を取るほどの気力もない年齢です。そもそも、向いていないような気がするけど。(娘とのおままごと、折り紙ですら苦手。。)

 

昨年春に、娘の保育園に入ってきた若い女子は、見目麗しく、、、ハタチそこそこの彼女。絶対、話題についていける気がしない。当然のように、群がる男子たち。はい、チビ男子も、パパ男子も、です。

そして、女子もかわいい女子が好み。結局、世の中、見た目が99%なんだな。ちっ。

彼女は、まだ経験が足りないだけで、このまましっかり経験を積めば、素敵な保育士になると思います。まずは、資格取得がんばってほしい。

娘も、すぐに彼女の大ファンになりました。よって、娘のイチオシの先生は、この若い女子。次に、長く担任だったアラサー女子です。

 

母的には、若者を応援しつつも、アラサー女子に肩入れしました。

なにより、彼女は、「育児」で頼りになるのです。個人面談でも、的確に娘の年齢相応の成長を伝え、その対処の仕方を教えてくれました。まんまと術中にはまる娘を前にして、保育士、すげー、と思っていましたよ。

その、彼女が異動(泣)。このあと、不安しかないんですけど。

 

彼女は、経営者にも意見できるような人なので、経営者から睨まれていたことは知っていました。人員配置を考えたときに、彼女がいると、新人の保育士がそのやり方についていけない、ベテランが居続けると、新しい保育士が入りにくいと言っている、というのです。

そんな理由ですか。。。 

 

もう、腹が立って仕方ない。大人の事情で、異動させてる。会社じゃないんですよ。子供たちの気持ちをなんだと思っているのかしら。人数合わせだけで、動かされちゃうのね。

正直、お友達との関係がなければ、今の園ともお別れしたいところ。が、しかし、知っている保育士が誰ひとりおらず、お友達もいない環境なんて、小学校入学前の幼い彼女に受け入れろ、なんて余りにも不憫。

ここは、百歩譲って我慢。

あー、年少のときにも転園すべきだったかしら。その際にも転園するかどうか悩んだものの、兄の在園も残すところ1年で、ワンオペ2ndシーズンな私に、本気で転園する勇気などあるわけもなく、現状を受け入れたのですが、翌年も保育園はガタガタの混乱。

いくつかの園にはあるでしょうが、保育士不足という問題に、真正面からその足元を揺るがされたのでした。(加えて、経営者のワンマンぶりだと思うけど)

 

3月の初め、数人の保育士の退職が発表されました。

好きな先生が数人いた娘は、泣いていました。

そして、まもなくお別れであることを実感した娘は、今週、先生にお手紙を書く、といってたどたどしい文字で、手紙を書き始めました。

「〇〇せんせい だいすきだよ。ほいくえんにいてくれてありがとう」

明日は、〇〇せんせいに書こうっと、といって張り切る娘。さらに、そこに加わるせんせいがいる事実をいつ、知るのでしょうか。

 

卒園式の練習を、3月に入ってずっとやっています。

練習だというのに、泣いてしまうお友達がいるそうです。

「〇〇ちゃん、れんしゅうなのに、ないちゃうんだよー。」

そう言うあなたも、本番ではきっと泣いちゃうね。

ママはそんなあなたを見たら、涙が止まらないと思う。 一緒に泣こうね。

そして、4月から、ママと一緒に、また頑張ろうね。

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