こども2人と3人暮らし

13歳男子と11歳女子を育てながらフルタイム勤務中。夫の単身赴任を2020年に終え、5年4か月ぶりに同居生活となりました。夫と別居していた自由な日々を懐かしむ毎日。

十二国記に愛を叫ぶ

母は、絶賛、読書中です。 

十二国記の最新作!2巻発売されて、現在2巻目半ば。

 

いま、絶対死にませんから。

っていうか、十二国記の続きが読めるなら、それまで絶対死なないから。

絶対、全部読んでから、死ぬ。

白銀の墟 玄の月 第一巻 十二国記 (新潮文庫)

白銀の墟 玄の月 第一巻 十二国記 (新潮文庫)

 
白銀の墟 玄の月 第二巻 十二国記 (新潮文庫)

白銀の墟 玄の月 第二巻 十二国記 (新潮文庫)

 

 あー、この日をどれだけ待ったことか。

って、私は18年も待ってはいませんが。

読み始めたのが、15年前くらい?なので。

15年待ちました。 

 

どれほどの回数、十二国記の最新作が自分の気づかない間に出てはいないか、

とネットで検索していたか。

 

間もなく新作が完成「するする」詐欺が横行していて、

ついに、大作が刊行されます、と聞いたのが、昨年12月12日ですよ。

ここまでかぶせてくるか、と(笑)。

 

 

第1巻の「初版」部数50万部だそうですよ。

小説で、これって、たぶん、ものすごいこと。 

hon-hikidashi.jp

 

十二国記は、累計1000万部ですって。

流行にのってもみてもよい方は、ぜひー!! 

しかし、漢字の多さと、本の厚さにひるんじゃいけませんよ。

読めば読むほど、、、ですから。

【待望の新作!】いまからでも追いつける、『十二国記』シリーズの3つの魅力 | P+D MAGAZINE

 

小野先生の頭のなかは、いったいどんな頭になっているんだ!

想像力といい、細かな観察眼といい、自分の頭のなかだけで、

これだけの世界観、ファンタジーなんていうものを超えたところに、

生き生きとした登場人物たち。

登場人物は、もはや三国志なみですよ。

それらが、すべて、むずかしいお名前なものだから、これまた脳トレです。

 

十二国記の世界に触れた方はお分かりでしょうが、

壮大、なんてものじゃないストーリー展開と、それらを頭に想像するだけで、

普段の生活を忘れます。

 

・・・仕事?

王の、そして、麒麟の仕事と比較し、その本質について考えよう。

・・・こども?

え、これは、人間の女性が産むものなの??

・・・週末をどう過ごすか?

すべては、民のために、天の御意向を!

 

という感じで、現実世界を軽い息で吹っ飛ばす威力があります。

これを読むと、雑音が消え、雑念が去り、自分の存在さえ、疑いたくなります。

あーーー!

十二国記を、存在していない全巻さえ、読んでからでないと、

死にきれない。

小野先生、どうかどうか、私に十二国記のすべてを与えたまえ。

私の無為なる体力を、すべて小野先生にささげて、物語すべてを書いていただいて、

私はそれらをすべて読んでから死にたい。

 

ずーっと待っていた新刊は、台風19号のために発売日(10月12日)に受け取れませんでした。

翌日の日曜日、日本郵便が配達してくれましたけど。

こうした嵐を、十二国記では「蝕」と呼ぶので、

ファンの間では、「発売日に蝕なら仕方ない」とかえって盛り上がっちゃったというのが、

なんとも。。。

 

来月発売されるあと2巻、楽しみで、なりません。

が、それを読み終えてしまうと、人生の楽しみも終えてしまうわけなので、

読むべき十二国記を手にできる喜びで満たされている今が、最高なのです。

 

家事の合間に夢中で読んでいる母に、息子が尋ねるのです。

「いま、どんな場面?」

これに対する答えは、「王様をさがしているところ」

はい、これがすべてです。まったく、解決していません。

2巻が終わっても解決しないでしょう。。。

 

じらさないで、小野先生。

解決してくれるのはわかっているけど、いったい、どんな解決してくれるのー!!

この結末を読まないうちには、私、死ねない。

十二国記に愛を叫ぶよ。

 

現在未読ページが残りわずかとなりました。

うぅ、11月まで、待てない。。。

 

この本を、単行本では刊行しないあたりが、さらに大好きな要素です。