指が焼けました。
要するに、やけど。
なぜかといえば、熱々のフライパンを素手でつかんだからです。
あほだわ。
我が家で使用しているフライパンはこのシリーズ。少し、厚みがあり、他のシリーズより重めです。その分熱を保つのだろうと思ったら、こんなときまでじっくり、加熱されてしまった。
先に肉を焼き終えたフライパンから取っ手を外し、お味噌汁を作っていた鍋に付け替えていたのですが、なぜか、フライパンには火をつけたまま、放置していました。
そして、食事を終え、取っ手のないフライパンを片付けようと、「きっとそろそろ、冷めただろうフライパン」をシンクにもっていこうと触ったら、
じゅっ!
「ジュッ!」って聞こえた気がする。空耳だけど。
まさか、火にかけたままのフライパンを素手で触る日が来るなんて思ってなかったですよ。
あほすぎる。
まぁ、あのままコンロの火が付いたままでいることに気が付かずに、子供がぶつからなくてよかった。
そばに燃えるものがなくてよかった。
もしかしたら、火事になっていたかもっ。
ぞぞっ!
あの悪夢がよみがえる。
結果、あまりの熱さに声も出ず、そのまま水道で水をかけました。
ひどい痛み。。
右手の人差し指、中指、薬指、という、生活のなかで一番使用する、仕事でも一番働き者の指の腹が、、、
痛い!!!!
私のただ事ではない様子に気が付いた夫が声をかけてきたので、ボウルを出してもらって、流水でお水をジャージャー。痛い、痛いよぉ。
夫が氷を出してきて、ボウルの中に放り込んできました。
痛い、痛すぎる。ジリジリと痛みが襲う。
夫に「病院行く?」と聞かれても、時刻は20時過ぎです。「いやいや、そんな大げさな。」と我に返りました。
夫がスマホでやけどの対処法を検索し始めてくれて、聞こえてくる情報。
とにかく、10分は冷やしたほうがいいらしいよ。
・・・10分経過。痛すぎて、何も考えられない。
水をかけ続けたほうが気持ちいい。すでに、部屋の温度で痛いし。
30分とにかく冷やしたほうがいいとも書いてある!というので、そのままシンクに立ち続け、ようやく落ち着きました。
まぁ、指の腹であったため、ほかの皮膚よりは数倍強い場所だったのが幸いしたとは思いますが、フライパンを持ち上げるべく、指先に力が入っていたので、結構な接触だった様子です。
流水で冷やすのが一番気持ちよいので、結局1時間半冷やし続けました。
でも、途中疲れたので、椅子を流しの前に持ち込み、流水で冷やしながら、iPadでドラマを見てました。
(指への意識が飛ぶので、ちょうどよかった)
眠ろうとしても、ジンジンと痛みが波のように押し寄せてくるので、保冷剤をタオルとともに握りしめて、眠りました。
痛かった。
翌朝見ると、わずかに指の2本が水膨れになっていました。
仕事がなければ、病院へ行くところですが、帰宅してからでいいか、と受診を夕方に予定しました。
が、ペンを握るにもちょうど当たる場所で、キーボードをたたくにも、痛い。。。
ううっ。
結局、夜の受診にどうにか駆け込んで、皮膚科受診しました。
Ⅱ度でした。Ⅱ度でも、ちょっと深いほうのレベルです。白色の水泡が出来ています。
やけど(熱傷)|一般社団法人 日本創傷外科学会 一般の皆様へ
熱傷深度 | 皮膚所見 | 色調 | 知覚 |
Ⅰ度(EB) | 乾燥 | 紅斑 | 痛み(+) 知覚過敏 |
浅達性Ⅱ度(SDB) | 湿潤、水疱(+) | 薄赤 | 強い痛み 知覚あり |
深達性Ⅱ度(DDB) | 湿潤、水疱(+) | やや白色 | 痛み軽度 知覚鈍麻 |
Ⅲ度(DB) | 乾燥 硬化 炭化 |
蠟色 黄色~赤茶色 黒色 |
無痛 |
EB :epidermal burn SDB:superficial dermal burn
DDB:deep dermal burn DB :deep burn
ということで、軟膏を処方されて終了。
あと1,2日痛みは残るだろうけど、ということで、ほっ。
デルモゾールG軟膏を処方されて、1日2,3回塗ってねっとことで終わり。
このあと、皮が剥けて、終わるそうです。
ま、取っ手がない、ということは、加熱した部分を触ってしまう可能性があるということです。
取っ手が付いているタイプなら、間違っても、フライパン部分を持って持ち上げるようなことはしないでしょうからね。あー、自分のあほさがいやになる。指先のやけどで済んでよかった。
ちなみに、30分程度じゃなくて冷やせるなら冷やせるだけ、体の内側に熱が行かなくなるから、半日でも冷やしてね、と教えてもらいました。
部位によるでしょうけれど、今回の場合は指先だったので、冷やしやすかったのは、救いでした。
今回も、1時間半の流水 + 保冷剤だったから、これくらいの後遺症で済んだと思うよ、とのことです。
皆様も、「取っ手を外した調理器具」にはお気をつけください!