ここは、水の中じゃありませんよー。
夫のいびきはすさまじいです。 ゴゴゴゴゴッ!ゴゴー!です。
2階と1階で寝ていても、夫がいるかいないかは、すぐにわかります。
そんな夫。ジャパンエンジョイツアー中に寝ようとすると、なにやら大きなバッグをごそごそ。(写真撮り忘れた!)
ヘンテコな機械が出てきました。
???
夫「これを寝るときにつけて寝るんだよ。」
なにそれ?
そういえば、夫はバンコクの病院で、入院して検査をしたと言っていました。日本を発つ前に、一度簡易キットによる検査をしたようですが、うまく装着できず、そのままになっていたけれど、今回の入院による検査で睡眠時無呼吸症候群、と診断されたそうです。
夫は、バンコクでお気楽なシングル生活を送っているから、入院だって、気楽ですよね。ちっ。私なんか、一人でベッドに寝られることすら、ままならないっていうのに。あれ、話がずれてきた。
と、ともかく、検査の結果、1時間に80回呼吸が止まっていたときもあったそうです。(というか、それしか聞いてない。)あと、1回の無呼吸の時間は50秒になることもあったそうです。へぇー。苦しそうだね。わかんないけど。(棒読み)
そこで、病院で治療法として勧められた、睡眠時に器具を装着する方法です。
私は装着していないのでわかりませんが、見る限り、水の中にいるみたいなことになっています。鼻の穴に空気ポンプを突っ込んでいる感じ。スイッチを入れると、プシュー、プシュー、といって、空気を入れている音がします。
まさに、イメージはこれ、ですが、口からではなく、鼻の穴にダイレクトに空気を送り込みます。
「CPAP(シーパップ)療法:経鼻的持続陽圧呼吸療法」というらしいです。器具はこんな感じで装着します。
装置の効果
これを装着して寝ていれば、いびきは全くありません。
その、機械のプシュー音のみ、です。
夫は、装着後、普通に寝ていましたが、もう慣れたのか、全く違和感なく装着して眠れるそうです。ほんとかよっ。
とりあえず、箱根のホテルの客室で寝ている限りでは、これまでのようにいびきで起こされることもなく、イライラはなかったです。2回くらいマスクが外れて、プシュー!!!!スポポポポッ!みたいな音がして、目が覚めちゃいましたけど。いびきをかかれるイラつきに比べたら、数倍マシです。
この機械、購入したそうですが、日本円にして15万以上したらしいです。。。もっとも、これは、彼の生存に不可欠なほど、ということになり、会社で費用負担してもらえたようですが、日本の保険治療ではどうなのか、、、
こんな機械を寝るために持ち運ぶなんて、面倒じゃないのかな、とも思いましたが、本人は、さほど苦労はない様子。
なにより、このおかげで日中の眠気もないし、ぐっすり眠れているし、口を開けて寝ることもないので、口の中は乾燥しないし、いいことだらけ!だそうです。
但し、この装置を付けていることで治るわけではなく、あくまで睡眠時の質を高められるだけ。治療ではありません。装着して眠る限り、無呼吸状態にはならない、というものです。
妻の感想
ほー、よかったね。
冷たいと思われるでしょうが、こんなにいびきをかくようになったのは、すべて夫自身の食いしん坊のための肥満のせい、と思っているため、全く、同情していません。 なにより、その結果として、息子が赤ちゃんのときに、ひとり昼過ぎまで寝るとか、土日も頭が痛いなどといって外へ連れ出そうともしなかったことが、この睡眠時無呼吸症候群のせいであったとしても、手伝おうとさえしてくれなかった夫のことは一生許せないかと思われます。
ま、装着している限り、うるさくならず、同室で眠ったとしても、私が起きる心配がないというなら、まぁ、よかったです。