娘が、近所の小さな神社で、自転車の練習をしていました。
兄のお下がりの自転車に補助輪をつけようとしたら、ナットが合わずに、ナットのサイズが合わない。。
むむむ。
おさがりの自転車の補助輪を外したあと、どこに保管したのかわからず、散々家の中を探し回った末、仕方なく購入したのに!
ヨドバシカメラで1200円もしたというのに!
工具を買いに行くか、娘に補助輪をあきらめさせるかの二択。
「今日、自転車をやりたいなら、このままの自転車でやってみようよ。」
この日、どうしても自転車に乗ってみたかった娘、納得しました。
じゃー、できれば柔らかそうな地面で、でも、芝生の広場のようにはでこぼこしていない地面。
そうだ、神社だ!
早速、、二人で練習に行きます。
普段、境内には人なんていない、小さな小さな神社。
辛うじて、近隣住民によって掃除がされており、開放感があります。
そして、境内への道も、長すぎず短すぎず。
うん、これがいいね。
まずは、バランスを保つ練習だね。
地面を、足でキック~!なんていうのを数回繰り返した頃でしょうか。
年配の男性がやってきました。
怒られるかも。。。
どうしよう、でも今更、いきなり引き返すほうが、感じ悪いかなぁ、なんて思ってすれ違おうとしたときです。
娘が、自転車を足で蹴りながら「こんにちは~」といいました。
すると、明らかにその男性は、ギョッとしたように驚き、半分おどけて見せてくれました。
あれ?私たち知り合いでしたっけ。会ってうれしそうにしているんだけど。
と思ったら、どうやら小さな子が自分から御挨拶の言葉をかけてきたことに驚いた、とのことでした。
「いまどきの若い人、って挨拶しないでしょ。っていうか、できないでしょ」
経営コンサルタントのお仕事をされているらしく、最近、若い社員のいるところに行くことが多いけれど、まるで挨拶がないから気持ち悪い、とおっしゃっていました。
たしかに、私の職場にもぼそぼそ、と言えればまだよいほう、な若者がたくさん。
はきはきと、挨拶ができる人に、仕事ができない人は少ないです。
ですよね・・・耳が痛いけれど。
きちんと挨拶をする、こんなことくらいで褒めてもらえるんだね、と思いながらも、普段恥ずかしがり屋の娘が自分から、しっかり声をかけていたことにほっと安心しました。
息子の挨拶は、できすぎるというか、余計な発言が多すぎて、母は心配なのですが、