言っちゃいけないと思うから、言わないね!
先日、「ママはパパのこと好き?」と聞かれました。
もうさー、好きとか、嫌いとか、そういうのはないなー、いや、待てよ、こどもの前だぞ、好きって言うんだ!などと、数秒の間私の思考はぐるぐる。
私「好きだよ」(棒読み)
息子「そっかー。でもさー、いつもママがさー」
私「ん?」
息子(ハッと口を押さえて)「言っちゃいけないと思うから、言わないね!」
・・・いやいや、気になるよー。
息子「怒ると思うんだよね。。」
私「なに?言ってみて」(怒るかどうかは聞かなきゃわからん!笑)
息子「いつもさー、ママがパパを怒るのはイケナイと思うんだよねー」
思わず、「ママは毎日、頑張っているんだよー。でも、パパは自分が疲れていたら、自分だけお部屋に閉じこもって寝たりするんだよ。そんなの、ひどいじゃん。」「パパが日本にいたときだって、お休みの日になかなかパパは起きなくて、ママが起こさなかったら、夕方まで寝ていたりしたんだよ」「ママだって、お熱があったりするときもあるのに、パパだけ寝ていたりしたんだよ。」「だから、ママはパパにもいろいろ「やってよ!」っていうだけなんだよー」と、6歳の子供に言うにはあまりにも細々としたことまで、文句を愚痴を言いました。
もちろん、ママにも肩入れしたい息子は、「ごめんね、そっか。パパが悪いよね」。ぎゅうっ。
はい、ママの泣き落し勝ち。
息子よ、ママはパパを怒りたいのではありません。
あまりにも、指示待ち、もしくは指示をわからないふりしてやらないことでは生活が成り立たないのです。時間通りに動かなくちゃならないし、みんなはお腹もすいちゃうし、でも掃除も洗濯もやらなくちゃいけないし。
予定を教えてくれないから、ではなくて、共有している情報なのに知ろうともせず、教えてもらうのをただ待っている態度にママはしびれを切らし、ブツブツ、ガミガミ言っているだけなのですよ。それは、あなたたちに気持ちよく毎日過ごさせるため。
うーん。。
息子の思い
そんなことのあった次の帰国のことです。
朝、自宅についた夫はシャワーへ。わたしは、その間、運動会へ出かける準備を慌ただしくしていました。
息子は、シャワーを浴びている夫の浴室のドアを勢いよく開けています。
夫「どうしたの?」
息子(シャワーの音に負けじと大きな声で)「パパはさー、ママのこと、好き?」
夫「すきだよー」
息子「そっか!」
息子「(階下にいる私へ大声で)ママー!パパは、ママのこと、好きなんだって!」
私「・・・そ、そっかー」
ごめんね、心配しちゃったんだね。
心配させるような態度見せちゃってごめんね。いや、もう、ママはパパのことが好きかどうかなんて考えていないんだよ。嫌い、と言い切るより、もう、ただの夫婦。悪い意味でも、いい意味でも、共同体、というだけなの。・・・それは、何が起こったら変わるんだろう。。。