こんなニュースを見かけました。
未だに、選択的夫婦別姓制度が認められない、って、なんなのか。
結婚するときに、苗字を変えたくない、という理由を持っていた私は、「いつか、制度が変わるかも」という淡い期待を胸に、夫の姓に変更して、今日まで来ています。
でも、知り合いで、出産で苗字を(夫の)苗字に変更し、出産後旧姓に戻し、というのを出産のたび、繰り返した人を知っています。これを聞いた私は、一体、こんなことしなきゃならんとは、何なのか、と悩みました。
子供のことでの、なんやかやで、やっぱり、同じ苗字じゃないと面倒な様子なので、世間からすれば、夫の苗字に変更した女性、ってことなんでしょうが、腹には一物も二物もあるわけです。
「新しい名前を得ることで喜びを感じる人」(選択的夫婦別姓での調査にある質問項目)ではありません。
むしろ、「苦痛を感じつつ」世の中に負けた、と思って暮らしています。
昨日、また、新たに苦痛を感じました。
学校に提出する際、保護者名を書く欄ってあるじゃないですか。
旧姓を使用しているつもりの、でも、実際は夫の苗字、という母の立ち位置を、小3息子は理解しています。
さらには、「ぼく、政治家になって、法律変えようか?」と言ってくれます。
いやいや、その前に、法律が変わってほしいわ。
死ぬときまでには・・・
娘(小1女子)は、ママは旧姓の名前が本当だと思っていて、「これ、ママじゃないよね?」となりました。
う~ん。
そうなんだけど、そうじゃないんだよねぇ。
法制度が変更されたら、速攻、苗字を旧姓に戻すつもりです。(夫も、賛成。というか、私がいろいろ言わなくなったら、楽になるんだと思う。)
最高裁で判断されるたび、期待しているんですけどね。毎回踏みにじられる。
ま、いつまでも日本政府が動いてくれないし、その前に離婚するかもしれないけどね(笑)。
そろそろ、別姓でいることも選択できる、夫婦別姓を取り入れてくれたら、うれしいのだけど。
夫の両親には、話したことないけど、特に気にしないと思われます。仕事でずっとこれを使っているし、今後も使いたい!と言ったら、文句は言わないかと。
いやいや、それ以上に、間もなく結婚して15年経つけど。
いまだに、言うのかよ、って思われるかなー。
ちなみに、旧姓の銀行口座もまだ、そのまま使用しています。本当はいけないことなのでしょうが、そこには、いつも「私」がいるような気がする。
現在持っている自動車の運転免許証は、旧姓併記のものじゃないので、本人確認が必要そうな業務のときは、頃合いを見計らって、「実は、こっちなんですよね」と伝えます。
15年も経つと、職場での戸籍名もほぼ浸透していますが、新しく人が入ってきたあとで、保育園からの電話があり「そういう名前の人はいません」となってしまったのですよね。
やっぱり、めんどくさい。
「家族で一体感」とか、いらないから。
名前で一体感得られるなら、どうして、こんなにうまくいかない夫婦がいるのかって、話しですよ。(本日も、仕事で、離婚調停を申立しました)
「も・し・も」旧姓を名乗ることができるよう制度改革してくれたら、すべての面倒くさい手続きも、どんどんやっていくよー。
というわけで、自分がもし、余命いくばくもない、となったら、ペーパー離婚します。
死ぬときは、自分の名前で死にたい。