先日のことです。
子供たちの小学校の給食の献立に、キムチ丼(とナムル)、がでました。
娘にとっては、初めての給食のキムチ丼。帰宅した娘に、食べられた?と尋ねると、
「辛くて、食べられなかった・・・」と。
「先生が残していいよ、って言ったから、残しちゃった。」
そうだよね。いいんだよ。
そう話していると、、、
小3男子が、「ぼくも辛くて食べられなかった」。
確かに、つい先日まで、未就学児だった女子、小学校低学年男子、母、の食事レパートリーに、キムチは登場しません。
唐辛子と独特の辛味が、それほど好きではないので、母も自分だけのためにわざわざ買ってこないしね。
年に1回くらいなら、ビビンパなら食べたくなるかなー。それも、母が勝手にお昼に食べておくし。
夫が一緒に食べる生活なら、メニューももう少し、大人寄りメニューになるでしょうが、食べないかもしれないメニューを作るほどの余裕はありません!
ま、世界の料理体験だしね、いいんじゃない?と思っていると、
「だから、メロン食べられなかったんだよね。」
ん?話がつながらないんだけど。
お腹いっぱいになったから?(・・・なわけないよね。)
すると、息子の担任の方針では、(主食と副菜)ごはんを食べた人しか、デザートのフルーツには進めないシステム。(娘の担任は、辛いなら残していいよ、もちろんその人もメロンを食べてよい。)
はー。
そういう教師が、まだいたのね。
息子は、大のフルーツ好き。
ごはんよりも、フルーツ持ってきて!なタイプです。
朝食のように、プレートに一緒にフルーツを出されたら、フルーツを先に食べちゃいます。
朝、最初は炭水化物よりもフルーツがお勧めっていうもんね。
朝フルーツは、金だよ。そして、食べるタイミングも、デザートというより、前でもいいよー。
しかも、コロナウィルス感染もあり、プレートにすでに配布されたメロンは、だれも口にすることはないまま、捨てられるわけで、、、
でも、実際の本人は食べたい気持ちが通常よりも勝っているわけで、、、
その気持ちを無視して、給食を片付ける(=捨てさせる)ってどういうことよ?
はぁ???って感じです。
息子に、「先生の考えかたは、ママは違う、って思う。もし、必要なら、ママは戦う!」と伝えたら、
「いいよいいよ。ぼくは、大丈夫。そんなことしないで」と言って、笑っていました。
こんな戦いは希望しない、という社会性は身に着けた様子。
仕方がないので、「わかった。先生に話すことはしないね。
でも、いろんな考えもあるけど、ママはこのやり方は違うと思うよ。もし、君もそう思うなら、自分の気持ちを言っていいんだよ。」と伝えました。
それにしても。
息子の持参した水筒(中身は、学校指定の、ただの水)は空っぽでした。
いつもは、結構中身が残っているのになぁ、と思っていると、息子が「キムチが辛くて、いっぱいお水が必要でさー。飲んでも飲んでも辛くて。」
キムチ丼の辛さに慣れていない息子には、つらい給食でした。
ただ、今回思うのは、野菜の人参が、ピーマンが食べられません、それをすべてよけて、食べません、というのとは違うと思うのです。
キムチ、という、辛味が独特の料理で、日本食でもなく、食生活に必須のメニューでもなく、ましてや小学校の給食でそれを完食することが望まれるメニューではないと思うのです。
基本的に、メニューに好き嫌いなく、給食を残さずに食べている息子です。ただ、唐辛子の辛味が苦手な息子は、食事メニューを選ぶことができるなら、選ばないであろう食事です。(カレーの辛さは中辛近くまできました!)
それを「味がいやだ」というより、「辛くて食べられない」と訴える息子から、その辛味をやわらげてくれるであろうメロンを取り上げて、捨てさせるのは、どうなのよ、と思うのでした。