こども2人と3人暮らし

13歳男子と11歳女子を育てながらフルタイム勤務中。夫の単身赴任を2020年に終え、5年4か月ぶりに同居生活となりました。夫と別居していた自由な日々を懐かしむ毎日。

200円に泣いた話

春の、コロナの影響がひどくなり始めた頃の出来事です、

 

息子の、テニススクール通いが始まり(そして、すぐに中断)ました。 

www.citronbiscuit.com

 

このテニススクールは、最寄り駅ではなく、隣の駅。

坂道もあり、息子の自転車で15分ほどです。

道が狭いのに、交通量が多いので、スクールへは平日のテニススクールのバスで通わせるつもりでしたが、しばらくは日曜日に自転車で通う予定です。

 

息子の愛車。 www.citronbiscuit.com

 娘は、私の後ろに乗せます。

 

この日、小雨がぱらついたこともあり、迷ったのですが、始めたばかりのテニスへの気持ちを持ち続けさせたくて、来週からは非常事態宣言もあり、すべてのスクールが休止になるため、テニスだけをしたらすぐに帰ってくるつもりでした。

 

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自転車を雨にぬらさないよう、普段停めている駐輪場ではなく、スクールに近い線路高架下にある駐輪場に2台を止めました。

 

テニススクールは1時間。

シューズを履き替えるだけで、着替えはしませんが、前後の時間もあり、1時間ちょっとかかりました。肌寒いし、すぐに帰ろう、と駐輪場に戻ると、1時間までは無料の駐輪スタイルだったので、1台につき100円なので、計200円が必要となりました。

 

パスモが使えないんだねぇ、、、不便だねぇ、とバッグを見てみると、

え、、、

さ、財布がないっ!(パスモもないけど)

そういえば、入れた記憶なーい。

あるのは、娘用のお菓子と飲み物、タオルだけ。

 

ど、どうしよう。

落ち着いてかんがえるんだっ!

どこかに、お金を入れて、、、ない。

普段の通勤バッグなら、パスモにも1000円札は挟んであるし、化粧ポーチにもなにがしかのお金が入れてある。

 

たまに、お財布忘れちゃうことあるんですよね。

買い物行ったあととか。

レジで気が付くというパターンがコワイですが、パスモは、定期一体型のクレジットカードなので、焦りながらも、クレジットカードを出せるわけなのですが。

休みのときの、小さなバッグ。

なぁんにも、入ってない。

 

お金を作る方法を考えるのですが、なんにも出てきません。

あるのは、LINEペイ残高くらい。

オーマイガー!

 

焦る私がひねりだした解決方法。

その1:タクシーで自宅に帰り、そのまま、ここまで戻る。

⇒ 往復3000円近くかかる。

その2:歩いて帰る

⇒寒くなってきたのに、子供たちの上着もなく、徒歩はおそらく30分はかかる。

そして、またここまで、歩いて戻るのか。。。

その3:知り合いに会えないか、探す。

⇒最寄り駅ではないため、知り合いに出会う確率低い。

 不要不急の外出を控え始めたため、さらに、可能性が低い。

その4:車のあるお友達に電話して、来てもらい、お金を借りる。

⇒ 不要不急は控えろ、って言ってるのに、頼めないよ、、、

 

刻々と、暗くなり、夜が近づきます。

うーん、悩んでいる時間は少ない。

息子も自転車できている手前、息子の自転車も、息子にも乗ってもらわなくてはならないので。

(そして、もれなく妹も、同一行動必須)

 

あと、ひとつ解決策を思いつきました。

その5:見知らぬ人に頼んで、200円をもらう。

⇒もらう?借りる?

返す方法(住所聞く?)を確認したら、返せるけど。。

私なら、住所教えたくないから、要らない、っていうけど。

この駐輪場の前にある、クリーニング屋さんの女性に頼む、とか!!!

 

えー。中年女性が、200円かしてください、ってお店に入ったら、どう思うかしら?

新手の詐欺?

は?貸せませんよ、ってなるかしら。

でも、マヂで困っているのよー!

 

あー、自転車捨てたくなった。(不法投棄か!)

駐輪場に縛り付けられているばかりに、困るわけよね。

でも、まだ半年も経っていない息子の自転車もあるしね。

あーあ。

 

母が思いついたすべての選択肢を息子に教えると、

「じゃ、借りよう。あの人に。」即答。

いやいや、そうはいってもさー。

いや、そうも言ってられないか。

「ママ、行くよ!」

えっ。

君には、「恥」という心がないのか。。。ないよねぇ。

忘れたのはママだし。

 

ちなみに、娘は、「〇〇ちゃんは、行かないよー。はずかしいもんね」

そうかい、あなたってそういう、ところあるよね。

自分の不始末は、自分でつけてきて、ってことね。

 

ということで、クリーニング屋さんには、女性2人がいました。

「たいへん、申し訳ないのですが、200円を貸していただけないでしょうか。。」と言いかける母に、

息子がすかさず、「母がすみません。うっかりしてまして。」

・・・

お前が言うなー。

息子「ほんと、母がお財布忘れるなんて、うっかりですよね」

・・・君は、本当に8歳か!!

自転車の駐輪場から出したいのに、お金が全くないことを伝えると、女性が笑いながら、自分のお財布を持ってきてくれました。

「100円でいいですか?」

に、にひゃくえん、、お借りしたいです。

 

お名前を伺い、私が往復できる時間を30分とみなし、必ず戻ります、と感謝をお伝えし、店をあとにしました。

駐車台から、二台の自転車を出すために、そちらに足を踏み出したら、歩道の段差に気がつかず、盛大にこけました。

あー、、、もう、いやだなー。

自分の動揺ぶりに、呆れながら、自宅に帰り、子供におやつを渡し、再び自転車に乗ります。

こういうときに限って、充電残量がアヤシイ。いつものモードではなく、足に負荷の大きい節約モードで漕いでゆく。

あー、大人が一人じゃなかったなら。。。

 

クリーニング店の近くに自転車を置き、先ほどの店員さんに、200円をお返ししながら、自宅にまだあったバラマキ用のドライマンゴーの小袋を申し訳程度にお渡しできました。

 

やはり、せめて現金500円くらいは、どのバッグにもいれておくべきだと反省。どうしても、自販機で飲み物が買いたいのに、とか、あるかもしれないし。

 

しかし、借りるまでは思い付かなかったですが、この駅の近くに、息子の友達のパパがご自身でお店を経営していました。息子とは、通学でしょっちゅう話しているから、事情を話したら、貸してくれたよね、、帰り道で、お店の横を通りすぎて、思い出した!

慌てていると、だめですね。

 

ま、スポーツクラブの無料駐車場に気がつかなかった。5回くらい通って、ようやく気が付きました。

当然、もっとクラブ近くにあり、しかも屋根つき、、(泣) 

そりゃ、あるよね。。。